ダイヤモンドヘッドへの行き方 バス・トロリー・駐車場と
服装や注意点など
ワイキキからバスでダイヤモンドヘッド最寄バス停まで行き、駐車場まで歩いた詳細情報も
ハワイ旅行の際に、ダイヤモンドヘッド登山を計画されている方は多いと思います。
ワイキキから近くて、それほどキツいコースでもなく山頂の景色も素晴らしいので、子供から年配の方まで幅広く楽しめる人気の観光地ですよね。
70歳を超えた私の母も山頂の景色がお気に入りで、時々一緒にダイヤモンドヘッドに登ります。
母はバスのシニアパスを持っているので、ダイヤモンドヘッドへ行く時も、もちろんいつもの様に「ザ・バス」を利用します。
ザバスはダイヤモンドヘッドの駐車場までは行きませんので、最寄りのバス停で降り、そこから歩いて登山口まで行くのですが、私が最初に行った時には情報が少なくて距離や道幅が分からず不安でした。
結果的には問題なかったのですが、事前に詳細を知っておくと安心ですし、少し注意点もありますので、今回はワイキキからザバスでダイヤモンドヘッドの最寄バス停まで行き、登山口まで歩く時の詳細と注意事項をご紹介します。
また、登山時の服装やタクシーで行った場合の料金・トロリーについて・駐車場の料金・混雑状況や登山ルート等の情報・山頂までの所要時間も記載しています。
<2017年9月に始まった登山道の工事は12月に終了、再度2018年1月3日から始まったメンテナンス工事も完了し、現在は通常営業に戻っています。>
最新更新日:2018年1月
登山道の工事が完了し、通常営業に戻りました
▲ダイヤモンドヘッド料金所前に掲示の看板
2017年9月から12月の予定で実施されていた「登山道の落石防止工事」は終了しました。
また、2018年1月3日からメンテナンスの為に再度登山道が閉鎖されましたが、現在は通常営業に戻っています。
ちなみに、通常の営業時間は「午前6時から午後6時」で、最終入山時間は「午後4時30分」です。
ワイキキからバスでダイヤモンドヘッド最寄りのバス停へ
それでは、まずはワイキキからバスでダイヤモンドヘッド最寄りのバス停へ行く方法をご紹介します。
予めお伝えしておきますが、実際に登山をされた時の感動を邪魔しない様に、風景の写真はバス停からダイヤモンドヘッド駐車場入り口までのものだけに留めた「行き方」重視の情報で、登山時の写真は山道のみ掲載しています。
尚、徒歩のルートは暗い時間帯は少し危険ですので、日の出の時間に行かれる方にはバスはオススメではありません。
日の出の時間に行かれるご予定の方は、タクシーやオプショナルツアー等のご利用をおすすめします。
▲クヒオ通りから23番バスに乗車
ザバスは、クヒオ通りのダイヤモンドヘッド方面へ向かう車線から乗車します。
乗るバスは「23番」で、昼間の時間帯だと30分に1本位の割合で来る感じです。
クヒオ通りなら殆どのバス停で乗車出来ます。
私は毎回ワイキキトレードセンター前から乗車。
▲バス停で停車バスを確認
ザバスはルート変更をする事がありますので、バス停の上にある表示に「23」がある事を確認すると確実です。
ザバスは非常にシッカリ運営されていますので、ルート変更などで停車バスが変更になれば、即座に表示も変更されます。
▲左手にKCCの駐車場が見えたら降車準備
ダイヤモンドヘッド最寄りのバス停までの所要時間は、道路の混雑状況にも拠りますが、ワイキキトレードセンター前から20分から25分位です。
左手に出て来る、ファーマーズマーケット で有名なKCC(カピオラニ・コミュニティ・カレッジ)駐車場を過ぎれば、次で降車しますので準備をします。
▲右の道を上るとダイヤモンドヘッド
右手にダイヤモンドヘッドに上る道が出て来たら、そのすぐ横がダイヤモンドヘッド最寄りのバス停です。
▲ダイヤモンドヘッド最寄のバス停
車内アナウンスでバス停名の後に「ダイヤモンドヘッド」と言いますし、運転手さんによっては大きな声で「ダイヤモンドヘッド」と言ってくれますので、降り損なう可能性は低いです。
バスの待ち時間を短縮したければ「2番バス」がオススメ
「23番」バスは30分に1本位の割合で来ると書きましたが、もし行ってしまったばかりなら30分位待たなければなりません。
そこで「多少歩いても良いから早く行きたい」と思われる方には「2番バスが来たら乗る」事をおすすめします。(同じバス停で乗車可能)
▲2番バスが来たら乗車するのがオススメ
「2番」バスは昼間の時間帯なら10分から15分に1本位の割合で来ますから待ち時間が少なくて済みますが、目的のバス停の一つ手前である「KCC」が終点なので、バス停1つ分歩く必要があります。
実は私はほぼ毎回2番バスで行きますので、歩く時間を計測した事があり、KCCからダイヤモンドヘッド最寄りのバス停までは約3分でした。
また、2番バスは2連で大きいので「だいたい座れる」というメリットもあります。
▲2番バスはKCC駐車場内を通過
2番バスの終点は「KCC」の構内なので、路線バスなのに駐車場に入って行くところにチョット違和感を覚えます。。。
停車したスグ先がバス通りですので、通りに出て左へ3分歩けば「ダイヤモンドヘッド最寄りのバス停」があります。
バス停から徒歩でダイヤモンドヘッド登山口へ
▲ダイヤモンドヘッド駐車場へ続く道路
バス停の後ろにある歩道を通って、ダイヤモンドヘッド駐車場へ続く道路に合流します。
ご覧のとおり歩道もあり、ここは安全です。
▲登山口へ行く途中の景色1
途中の道路が既に高台なので、気持ちの良い風を受けながらキレイな景色を楽しむ事が出来ます。
この景色は山頂とは角度が違いますし、トロリーやタクシーなら一瞬で通り過ぎますので「歩き」ならではの楽しみです。
▲登山口へ行く途中の景色2
こちらは、上の写真と同じ日の同じ時間帯の景色です。
角度によって大きく違う景色を楽しむ事が出来るので、私は駐車場までの道のりが結構好きです。
▲展望台の駐車場
更に上ると小さな展望台になっていて、駐車場もあります。
トンネルの中は注意が必要
▲ダイヤモンドヘッドのトンネル
展望台の駐車場を過ぎるとトンネルがあります。
ダイヤモンドヘッドは外側から見ると普通の山ですが実際はクレーターなので、その内部へ通じるトンネルです。
ダイヤモンドヘッド登山は、クレーターの内部(ワイキキから見えている方の裏側)から登るという事になりますね。
▲ダイヤモンドヘッドのトンネル入口
トンネル内は極端に歩道の幅が狭くなるので、歩行には注意が必要です。
▲ダイヤモンドヘッドのトンネル内部
トンネル自体は入口に入った途端に出口が見えるくらい短くて真っすぐです。
内部の照明は明るいのですが、部分的に岩肌が出っ張っています。
▲ダイヤモンドヘッドのトンネル内の歩道
トンネル内の歩道は綺麗に舗装されていますが、車道との境は細いプラスティックポールのみですので、車が通過する時は立ち止まって安全確認される事をおすすめします。
この写真の様に、1人が通れる幅しかない部分もあるので、ここを通過する際には特に注意が必要です。
▲ダイヤモンドヘッドのトンネル出口
トンネルを出ると、少し先にダイヤモンドヘッドの駐車場が見えてきます。
ここから2分位坂を下ります。
▲ダイヤモンドヘッドの駐車場に到着
白い看板(料金表)と料金を支払う小さな小屋が見えたら到着です。
バス停からの所要時間は、約12分でした。
ダイヤモンドヘッドの入山料
▲ダイヤモンドヘッドの入山料
ダイヤモンドヘッドの入山料は一人1日1ドルで、1年間のパスが10ドルです。
自動車の料金は少し変わっていて、一般(商業目的以外)の普通車なら乗車人数に関わらず「1台につき」5ドルです。
ダイヤモンドヘッド登山時の服装とコース情報・所要時間
▲ダイヤモンドヘッドの登山道入口
ダイヤモンドヘッド登山時のおすすめの服装と、事前に知っておいた方が良いと思うコースの情報、頂上までの所要時間をご紹介します。
▲ダイヤモンドヘッドの登山道入口のトイレ
ダイヤモンドヘッド登山道に入ってすぐ右手にある立派な建物は、トイレです。
途中にトイレは有りませんので、出発前に寄れるのは便利ですね。
ダイヤモンドヘッド登山時にオススメの服装
▲ダイヤモンドヘッドの登山道(舗装)
ダイヤモンドヘッド登山時の服装は、行かれる時間や天気にもよると思いますが、日陰が少ないので帽子と、雨宿りが出来ないので雨具は持って行かれた方が良いと思います。
登山道は、最初だけは写真のとおり舗装されていますが大半は未舗装ですので、靴はトレッキングシューズか、最低でもスニーカーは必要だと思います。
▲ダイヤモンドヘッドの登山道(未舗装)
未舗装部分はこんな感じです。
現地の方で、1.5Lのペットボトル片手にビーチサンダルで登っている方なども見かけますが、足場が悪く滑りやすい場所もありますので、歩き易く滑りにくい靴が安心です。
コースに関して「知っておいた方が良い」と思う情報
▲ダイヤモンドヘッド登山道の階段
山頂に近づくと、写真の様に2本の階段が出現。
以前は右の階段しか無かったのですが、最近左が増設されました。
見た目の通り、右の階段の方がキツいです。
しかし洞窟や要塞の内部の様な場所を通るので狭いですが涼しい。左の階段は外だけを歩くので、景色が良く通路幅も広いのですが暑いのです。
どちらも同じ場所に辿り着きますので、天候や混雑状況によってコースを変えられると、快適な登山が楽しめると思います。
ダイヤモンドヘッド頂上までの所要時間
頂上までの所要時間は、70歳を越えた母と一緒にのんびり登って片道約45分です。
下りも概ね同じ位ですので、山頂での滞在時間と下山後の休憩を入れても2時間位で登山は終了です。
駐車場付近のシェイブアイス店
▲ダイヤモンドヘッドのシェイブアイス店
ダイヤモンドヘッドを下り切った所にシェイブアイスのフードトラックがあります。
(2017年4月に行くと、前年とは違うお店でした。余談ですが・・・)
以前から存在には気付いていながら「この後のゴハンを美味しく食べる為に我慢」と思って通り過ぎていたのですが、晴天で気温が高かった日に「素通り」出来ず以降毎回・・・。
▲シェイブアイス店のメニュー
シェイブアイスの種類は結構豊富です。
シロップは2種類選ぶ事が出来ます。(レインボーのみ決まった3種類)
私は、ストロベリーとパイナップルを選択。
▲ダイヤモンドヘッドのシェイブアイス
あくまでも「水分補給」で購入しているダイヤモンドヘッドのシェイブアイスです。
味は至って “普通” ですが、炎天下で下山直後に食べるシェイブアイスは最高で、結構な大きさでしたが二人で瞬く間に完食!
次も買ってしまう事でしょう。
▲シェイブアイス店のテーブル
これも完全に余談ですが、お店のテーブルにはシェイブアイスがスッポリ収まるカップホルダー(穴)が標準装備。
食べ終わってから気付いたので、結局何の意味も無かったのですが。。。
▲シェイブアイス店のカットパイナップル
ちなみに、このお店は私が勝手に「シェイブアイス店」と言っていますが、ホットドッグやスムージーも販売しています。
2017年9月に行くと、店頭にパイナップルが大量に並べてあり(上の写真右手)、カットしたパイナップルもラインナップに加わっていました。
駐車場付近のお土産屋さん
▲ダイヤモンドヘッドのお土産屋さん
シェイブアイス屋さんの近くに、お土産屋さんがあります。
品数は多くは無いのですが、気になった商品があったのでチョットご紹介します。
▲お土産屋さんで発見した巨大鉛筆
昔どこかの観光地で見た記憶のある、個人的には懐かしい「巨大鉛筆」を発見。
本体にはハワイの植物の写真が入り、専用の鉛筆削りも付いています!
4ドル弱という、お土産には魅力的な価格ですが大きさがネックですかねぇ?(使い道も・・・)
▲ダイヤモンドヘッドのTシャツ
この時一緒に来ていた母が「記念に」と、ダイヤモンドヘッドのオリジナルTシャツを購入。
Vネックで なかなか恰好良く、生地もシッカリとしたモノでした。
お土産は、他にキャップやボトルケース、エコバッグ等もありました。
バス以外でダイヤモンドヘッドへ行く方法
このページの最初に「バスでダイヤモンドヘッドへ行く方法」をお知らせしましたが、その中で「バスは日の出の時間帯にはオススメしません」と書きました。
それは、暗い時間帯にトンネル等を通るのは、防犯上も安全上もリスクがあると考えるからです。
ワイキキからタクシーでダイヤモンドヘッドへ
そこで先日「日の出の時間にしかダイヤモンドヘッドに行かない」と言う私の友人に聞いたところ、毎回ワイキキのホテルからタクシーで行っているとの事でした。
料金は、モアナサーフライダーからチップ込みで約15ドルとの事でした。
4人で行けばバスでも片道10ドルかかりますので、少し高い程度で済みますね。
所要時間は10分程度との事です。
更に、だいたいの帰り時間を計算して同じタクシーに来てもらう様に頼んでおくと、下山後にスムーズに帰って来られて良いのだそうです。
トロリーでダイヤモンドヘッドへ行く事も可能
トロリーでダイヤモンドヘッドへ行く事も可能です。
早朝の運行は無い様ですが、HIS・JTB・JALパック等のトロリーが運行していますので、利用出来る方は便利ですね。
ワイキキトロリーのグリーンラインもTギャレリア発でダイヤモンドヘッドまで行ける様ですが、ピンクラインの様な1回乗車のチケットが無く、フリーパスの購入が必要みたいです。
旅行のパックに含まれている事もある様なので、ダイヤモンドヘッド登山の予定がある方でグリーンラインが利用出来る方はラッキーですね。
▲トロリーでダイヤモンドヘッドへ
写真は私が「1度だけ」利用したJALパックのトロリーです。
JALのエコノミークラスで行くとワイキキ周辺のトロリーのみ乗車可能ですが、ビジネスクラスだとダイヤモンドヘッドへ行くトロリーへの乗車も可能でした。
滅多にビジネスクラスには乗れませんが。。。
▲帰りのトロリーは展望台で停車
帰りのトロリーは、トンネルを抜けた先にある展望台で10分ほど停車してくれますので、キレイな景色を楽しむ事が出来ます。
(上記「バス停から徒歩でダイヤモンドヘッド登山口へ」でご紹介した展望台です。)
私が乗ったJALパックのトロリー以外に、JTBとHISのトロリーも停車していました。
トロリーは次に、プレートランチの名店 ダイヤモンドヘッドマーケット&グリル 前に停車。
ダイヤモンドヘッド駐車場の混雑状況
▲ダイヤモンドヘッド駐車場の混雑状況
ダイヤモンドヘッドまでレンタカーで行かれる方もいらっしゃると思いますので、駐車場の混雑状況をお知らせします。
私はいつも火曜日の午後に行くので、特に空いているのかも知れませんが、写真の様に結構余裕があります。
駐車場は結構広いですし、前述のとおり登山自体が片道45分程度なので滞在時間が短い為に混雑しづらいというのもあると思います。
土曜日の午前中に行ったら満車でした・・・。
▲ダイヤモンドヘッド駐車場(満車)
2017年の9月に、KCCファーマーズマーケット の後(土曜日の10時半位)にダイヤモンドヘッドに行った時は駐車場が満車でした。
入口に「LOT FULL」(満車)の看板が出ている時は、料金所の先で右に寄って順番待ちをする事も出来ます。
ワイキキへのオススメの帰り方と登山後の食事
最後に、バスでダイヤモンドヘッドへ行かれた方へのオススメの帰り方と、私がよく帰りに寄る食事をご紹介します。
▲ワイキキ方面行きのバス停
バスで来た方は、帰りも同じルートでバス停まで戻ります。
行きに降りたバス停の斜め向かいにワイキキ方面行きのバス停がありますので「23番」バスに乗ります。
ちなみに、行きに降りたバス停で23番バスに乗れば10分位でカハラモールに行けますので、余力がある方にはオススメです。
ワイキキへのオススメの帰り方
▲KCCのバス停(ワイキキ方面行き)
行きに「2番」バスで来られた方はお分かりだと思いますが、徒歩3分のところにある次のバス停「KCC」まで歩けば2番バスにも乗れます。
平日昼間の時間帯で「23番」バスは約30分に1本、「2番」バスは10分から15分に1本来ますし、どちらのバスも停まりますので、歩いている最中に23番バスに抜かれなければ、待ち時間を短縮出来る可能性が非常に高くなります。
登山後にオススメの食事
ダイヤモンドヘッドへは「私はいつも火曜日の午後に行く」と書きましたが、理由があります。
あまり知られていないのですが、KCCでは火曜日の夕方4時からもファーマーズマーケットが開催されているのです。
土曜日の午前中には100店舗以上が軒を連ねるKCCファーマーズマーケットですが、火曜日は場所をバス停の横に移して10店舗位の小規模で開催されていて、のんびりとした雰囲気の中でダイヤモンドヘッドを間近に見ながら食事を楽しむ事が出来てオススメです。
以上、ダイヤモンドヘッドへの行き方 バス・トロリー・駐車場と服装や注意点などのご紹介でした。
ダイヤモンドヘッド登山は ワイキキから近く、リーズナブルで時間がかからず 幅広い年齢層が楽しめて 心地よい空気と美しい景色が堪能できる素晴らしい観光地だと思います。